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移住者・住宅購入者インタビュー

2017/05/21

美祢市は私達が初めて「住みたい」と選んだ場所。離れたくないです!

村谷幸志さん 多田杏子さん 
創業
移住者

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Qいつ美祢市に?
2006年に美祢市美東町に宇部市から引っ越してきました。
Q移住前のお仕事を教えてください。
高等専門学校卒業後、二人とも建設関係の仕事をしていました。
Q移住のきっかけは何だったのでしょうか?
移住前から、美東町の道の駅や秋吉台、リフレッシュパークへ頻繁に遊びに来ていました。二人とも美東町に惹かれ、職場の宇部市までは40分以内の通勤圏内なので、まずは住んでみようということになりました。最初は、美東町にある市営住宅に入居しました。
Q住まいはどのようにして探されましたか?
仕事の関係でお世話になっていた美祢市の方々から、市営住宅のことを教えていただきました。本当は、美東町の赤郷地区周辺に住みたいと思っていましたが、当時は空家があっても、家主さんのご都合、例えば仏壇があるなどで、なかなか借りるまでに至りませんでした。そんな中、地元の方のご紹介により、住宅を購入することができました。
Q実際に美祢市に住んでみてどうでしたか?
色々と心配な部分はありましたが、思いのほかすんなりと楽しい美祢市生活がはじまりました。
日常の買い物など自動車は必要ですが、不便さを感じるレベルの距離ではないと思います。中山間地域ですが山口県西部の中央に位置しているので、他市へのアクセスもしやすく暮らしやすいと思います。それに、色々なジャンルの素敵なお店もあってすごく楽しいです。
夕食の時に外にテーブルを出して食べてみたり、七輪で炭火焼きをしたりビールが美味しく飲めますね。ご近所の方には、頻繁に野菜をいただいたり、早く目が覚めた日は大自然の中、ランニングしてみたり、秋吉台でロードバイクに乗ったりなど、とにかく数えきれないほど「楽しいこと」をいただいてます。非日常が日常になっていて毎日を「遊んでいる」感じです。
Qまったく異なるお仕事をされていたということですが、現在のパン工房経営までの経緯を教えてください。
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学生の時からずっと仲良し二人組だったもので、一緒に同じ仕事をしたいと思っていました。
何をしたいかは漠然としていましたが、二人でやるなら就農すればいいんじゃないか?と考え、当時の仕事を続けながら山口県立農業大学校で学ぶことにしました。
週1回の研修を受け、美東町特産のごぼう農家の紹介で畑を借りて農業について学んでいました。そんな時、勤務先のコミュニティFMの番組企画で、秋吉台に葡萄を
植えてワインを醸造し、間伐材を薪にパンを焼こうという事業がありました。
建設系の仕事をしていたこともあり、パンを焼く石窯を造りに二人で行きました。お店がオープンして、当時のパン職人のお手伝いをしていたら、「これだ!」と。
そして、脱サラして、パン職人に師事して、二人一緒にパン工房で働くことになりました。実は二人そろってごはん党でしたので、パン屋さんに興味を持つことになろうとは
思いもよりませんでした。
Q引っ越し、就農研修、まさかのパン職人への転身と怒涛の1年だったのですね。転身直後はどうでしたか?
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最初の約5年間、軌道に乗るまでは過酷な勤務環境でした。正直途方に暮れる日もありましたが、パン工房がある秋吉台リフレッシュパークの中は環境も素晴らしく、毎朝自然いっぱいの中、窯に火を入れる時には、「まぁ、なんとかなるだろう」と思わせてくれていたのは確かです。そしてなによりも、周囲の方々の「支え」が無ければ乗り越えられなかったと思います。経済的に厳しい局面もあったのですが、そんな時期は毎晩のように友人宅でお世話になりました。私たちの状況を慮ってか友人のほうから毎日誘ってくれて。夜遅くまで相談にのってもらったり、夢を語り合ったりしました。そしてまだ頑張れる気持ちをリセットして石窯に火を入れる、そんな毎日でしたね。ありがたいことに、だんだんと状況が好転していきました。
今となっては本当にご迷惑をおかけして申し訳ないという思いと、感謝と恩返しをしたいという思いでパンを焼いています。このパン屋を続けてこられたのは、この「支え」があったからです。そしてオープンから11年経った今、パンを買いに来て下さるお客様の声や、やっぱり地域の方々に助けていただきながら、パンを焼いている毎日です。本当に感謝しかないです。
Q大変なご苦労があったんですね。観光地での営業ですから、ハイシーズン、オフシーズという需要の波があると思いますが 経営安定化のために工夫されていることはありますか?
県内外のレストランやカフェ7店舗にパンを卸して一定の売り上げを保てるようにしています。
販路については、知り合いの紹介などで開拓することができました。
Q商品の差別化という観点ではいかがですか?
正直なところ差別化は意識していません。より美味しいパンになればと思い焼いています。ただ、永い時間をかけて秋吉台のカルスト台地から流れ出る硬水はパンの発酵において他の水とはまた違った影響を与えてくれますし、窯も石灰岩が風化してできたといわれる赤土を使用し、この土地ならではのパン作りをしています。
Q起業を考えていらっしゃる方にアドバイスをお願いします
私達の場合は、改装等も周りの方々のご協力により、ほとんど手作りで行いましたので、費用的にはかなり軽減することができました。開業から今までの事を思うと、とにかく「続ける」ということが大切だと思いました。私たちの場合は「やめない」と言ったほうが正しいのかもしれませんが。ただ一概に「やめない」ことが良いこととも思いませんし、やはり誰かに「相談すること」は大切だと思います。誰かに頼るとか、助けを求めるということは、
遠慮もあり簡単ではありません。ですが、本当に窮地に立った時、とにかく相談することで結果はずいぶん変わるのではないかと思います。
Q逆境を乗り越えられてのお話なので重みがありますね。先ほども美東町に惹かれていたとおっしゃっていましたが、どんなところに惹かれたのでしょうか?
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言葉では表現できないです。でも暮らしていて、あぁこういう場所だから惹かれていたんだなと腑に落ちることは多いです。例えば、自治会で日曜日の午前中に草刈作業などがあるんですが、お店を休むことはできないので参加できないんです。だから周南市に住んでいる父がかわりに参加してくれるんですが、地域の皆さんがほんとに良くしてくださって。私よりも仲が良いんじゃないかと思います。その父の体調がすぐれない時期に、近所の方が心配して「しばらくの間、お父さん美祢市に来てもらったら?昼間は私達が迎えに行ってグランドゴルフに連れていってあげるから!」と言ってくださったり。年に数回しか会わない父に対してここまで親切にしてくださるのかと本当に感激しました。
Q地域の方もさることながら、多田さんのお人柄を伺えるエピソードですね。美祢市に住んでみて良かったですか?
とにかく、幸せです。地域の方々とは、まさに家族が増えたようなお付き合いですし。加えて、自然と、美味しいものと。本当に離れたくないです。
Qでは美祢市でここはちょっと嫌だなと思うことはありますか?
美祢市は冷え込みが厳しいことでしょうか。ただ、寒さが本当に苦手でしたが、冬場はとにかく雪が降るのでだんだん楽しくなりました。真冬は部屋の中をポカポカに温めて、煮込み料理を食べながらワインを飲むという冬ならではの贅沢がやみつきになり、逆に嫌なことが一つ減りました。
あとは、虫類に関しては、ムシしてます。慣れは必要だと思います。百足は大きいので慣れるのは難しいと思いますが...
Qそれでは美祢市で好きな場所はどこですか?
やっぱりこのお店が一番好きですが、好きな場所は沢山ありすぎて決められないのが本音です。秋吉台も、別府弁天池も、厚保、秋芳町、美東町、小学校や畑などその場所場所で、情熱を持って一生懸命頑張っている人が多いのでどこでも好きになれますね。
Q美祢市の魅力はどんなところだと思いますか?
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自然環境は魅力の一つです。秋吉台でしかできないことがたくさんあると思います。秋吉台という環境をいかした取り組みをこれからもチャレンジしていきたいと思っています。そして私の場合はやっぱり人に尽きます。田舎は閉鎖的と言われますが、先ほども話したとおり、地域の方々のおかげで溶け込むことができました。よそに来た気がしないのは、すごいことだなあと思います。地域の皆さんが、親身になって相談にのってくれますし。とにかく、人と人が近いです。そして、地域のお祭りが本当に楽しいです。私の姉は関東に住んでいるのですが、帰省のタイミングをこのお祭りに合わせています。地域のみんな一体で盛り上げる。そして市外の方でも関係なく楽しめる。私の実家がある地域ではこういったことはありません。両親もすごく羨ましがります。

美祢市に移住して、沢山よかったことがありますが、その中で大切なものが一つあります。私は、確かに美祢が好きで、ただそれだけの理由で移住しました。でも、大切な故郷があります。美祢での暮らしが楽しくなればなるほど、自分の故郷はどうでもよくなっていくんじゃないか、そんなことでよいのか、という恐れがありました。でも実際は、ここで教えてもらった温かさやまちづくりを、今度は自分の故郷に持ち帰って、地元の友人たちと一緒になって、自分を育ててくれたまちを盛り上げていくことに携われるようになりました。美祢市に移り住む前までは、正直自分の実家の周りの事をよく考えていなかったと思います。お祭りが減ったこと、子供が減ったこと、行事が減ったこと。でも移住してからは、地域に対する皆さんの思いを手に取るように感じ、目に見えてわかり、地元に対する思いを改めることができました。過去も未来も、「自分が暮らしている町」について深く思いをよせることがいかに大切なことかがわかった気がします。まだまだ、このまちに教えてもらうことがたくさんあると思います。それを楽しみに生きていきたいと思う魅力いっぱいの美祢市です。
Q移住を考えておられる方にアドバイスをお願いします。
やっぱりその場所に合う、合わないはあると思います。移住って人生が一変しますから大きな決断が必要だと思います。だから、いろいろ悩むことが多いと思いますが、まず現地に行ってみることが大事だなと思います。
いろいろ調べても、やっぱり一度自分の目で見て体感したほうがいいと思います。美祢市にも、お試し住宅がありますから是非活用してほしいです。
Qそれでは最後に今後の展望を教えてください。
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この場所だからこんなパンが焼けるんだと思ってもらえるパンを作りたいです。そして、ここで焼くパンが、美祢市の魅力を知るきっかけになってくれたら嬉しいです。
好きな人や大事な人がいて、美味しい店、素敵な場所を見つけたら、すぐにでも教えたいから一緒に行きますよね。そんなふうに私達のパンを通じて、何も語らなくても
美祢市の魅力が伝わるようなそんなパン屋さんになりたいと思っています。
美祢市は私達が初めて、ずっと住みたいと選んだ場所。住まわせてもらってすごく感謝しているんです。
パンづくりはもちろん、これから立ち上げる美祢市のコミュニティFMや、美祢市観光協会での仕事、地域での活動を通じて恩返しをしていきたいなと思っています。

インタビュー年月:2017年5月

プロフィール

村谷幸志さん 
職業 :石窯パン工房 BoulangerieKura経営
出身地:山口県岩国市
現住所:山口県美祢市美東町
移住した年:2006年

 

多田杏子さん
職業 :石窯パン工房 BoulangerieKura経営 / 美祢市観光協会理事 / FM美祢プロデューサー
出身地:山口県周南市
現住所:山口県美祢市美東町
移住した年:2006年

 

 

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お問い合わせ

美祢市 総合政策部 企画政策課
電話番号:0837-52-1112
FAX番号:0837-53-1959
メールアドレス:seisaku@city.mine.lg.jp

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