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移住者・住宅購入者インタビュー

2017/05/22

人との繋がりが田舎の良さ。私達の活動を発信して移住のきっかけにしたいです。

北村ひかりさん
Uターン
創業

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Qいつ美祢市に?
出身が山口県美祢市秋芳町なのですが、東京の津田塾大学を卒業し、平成28年の4月にUターンしました。
現在は地元、美祢市秋芳町の別府弁天池の近くにある田舎体験施設の「まるとえん」の運営に携わっています。
QUターンのきっかけを教えてください
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大学3年生の時に、東京で開催された山口県のあるイベントを通じて中山間地域活性化研究会の事務局長、備後さんを紹介してもらいました。初めて備後さんにお会いしたとき「まるとえん」をオープンする計画を聞いて、おもしろそうだな、美祢出身だし何か力になれないかなと思いました。
もともと大学卒業後は東京で就職するつもりでしたが、就職活動を進めるにつれて、「まるとえん」に関わってみたくなりました。実家は秋吉台近くなんですけど、こんなに良い観光資源があるのに、観光客がだんだん減っていることなどに対してもっとうまく活用できないのかなと大学時代から思っていました。
在学中、美祢市のご意見メールにも投稿して市長とお話がしたいと希望したこともあります。スケジュールが合わず実現しませんでしたが。そういった美祢への想いが背景にあったと思います。それで、備後さんに電話して「まるとえん」の活動に参加したいとお話したら快諾してもらって。
Q別府弁天池の近くで「まるとえん」をはじめた経緯を教えてください
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北村さん:
経緯については、備後さんに説明をしてもらいます。

備後さん:
「まるとえん」の拠点として使用しているこの家の持ち主の方は、美祢市外で生活されているのですが、この家を地域のために活用できないかと行政に相談されました。行政の担当者から中山間地域活性化研究会にお話しがあったので視察にきたところ別府弁天池の近くだし、何かおもしろいことができそうな場所だったので、海外の留学生や県外の学生が、ありのままの日本の田舎での生活を味わえる田舎体験施設としてオープンすることにしました。


オープンするにあたり地域の自治会の役員を紹介いただいて、施設の概要を説明して根回しを1年かけて行いました。
地域の総会で、あらためて趣旨や概要をお伝えし異議なしということで受け入れていただきました。
田舎で何かはじめるとき、スムースに展開するにはやはりこうした根回しは大切ですね。

Q「まるとえん」の運営に携わることについてご家族の反応はいかがでしたか?
父は賛成していましたが、母については最初は東京で就職してほしかったようです。母はちょくちょく「まるとえん」に来てくれるのですが、田舎体験施設として少しずつ変わっていく様子や、海外留学生との国際的な交流を間近で見て、今では応援をしてくれるようになりましたね。
QUターンにあたり不安はありましたか?
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収益面と地域に溶け込めるかなという点が不安でした。オープンから1年ですが、初年度はやはりスタートアップ時期ということもあり収益の面では厳しかったですね。ただ、昨年の冬から福岡県や岡山県からもお客さんが来られるようになり、だんだんと改善に向かって進んでいる感触はあります。
地域社会に受け入れてもらうために、ソフトボール大会にも参加しました。女子選手は私だけでしたが、自分から行事などに参加することが地域に受け入れてもらう早道かもしれません。そこで地域の方とお話することで横のつながりが広がりますし。
今年も、イギリスの留学生と一緒に参加する予定です。
Q大会史上初の海外助っ人かもしれませんね。1年間運営してみてどうですか?
「まるとえん」の活動の中でも国際交流に興味があったのですが、ヨーロッパからの留学生との交流を通じていろんな経験ができてすごく勉強になりましたね。一方で地域の皆さんが気楽に来られる場所にはまだなっていないという課題が見えてきました。今後は、地域のお年寄りの皆さんに昔からある伝統的な料理をお持ちいただいて、海外の方には海外の料理を作ってもらって交流会を開くなど、地域の皆さんにも気軽に参加いただけるようなイベントを開催しようと思っています。
Q苦労した点はありますか?
苦労の連続だったんですが、ひとつひとつが勉強になってノウハウが蓄積されましたね。特に近所づきあいのノウハウが。
例えば、近所の方に容器に入ったいただきものをした場合、何かお返しを入れて容器を返却するといったことですね。先日も「まるとえん」の畑を地域の方にトラクターで耕してもらったので、イギリスの留学生が焼いてくれたビクトリアケーキをお礼に渡したんです。そうすると、逆にまたお返しをいただいたり。
こうして人との繋がりがさらに深くなっていくんだなと実感しました。
Q美祢市で暮らしてみてここはちょっと嫌だなと思うところはありますか?
美祢市は、美祢市、秋芳町、美東町が平成20年に合併しましたが、旧行政区分でなんとなく壁がある気がします。そこがちょっと嫌ですね。
Q困ったらどなたに相談しますか?
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備後さんや、自治会の区長さんや地域の方に相談しますね。「まるとえん」に囲炉裏を導入しましたが、今年の冬の薪は地域の方が持ってきてくれました。山から木を出すのはものすごく大変なんです。そして、女の子が薪割りをするのは難しいだろうということで、薪割りもしてくださったり。
お叱りも受けることもあるのですが、なんだかんだと助けてくださいます。お叱りにも愛が感じられます。最近は、部落の飲み会にも呼ばれるようになりましたね。
Qすっかり地域に馴染んでいますね。好きな場所はどこですか?
やっぱり別府弁天池。落ち着きますね。花尾山※の山頂も好きです。それから別府地区には洞窟が結構あってすごく気になっています。今度洞窟を探検したいですね。地元が秋吉台の近くだったので美祢市のほかの地域はあまり見ていませんでしたが、秋吉台だけじゃないな、いい場所はたくさんあるなと思っています。


※花尾山:山口県長門市と美祢市の境界にある山で別名、長門富士ともよばれている。天気の良い日は山頂からは秋吉台や、日本海、瀬戸内海を望める。
Q美祢の魅力をおしえてください。
沢山ありますが、一番は自然豊かな環境ですね。ここは水道水源が別府弁天池付近ですので、水がおいしいですし、水が綺麗なので、別府弁天池から流れ出る川で野菜を洗うこともできます。川で野菜が洗えるなんて都会ではあまりできませんよね。東京から来た学生さんが「まるとえんに来てから肌が綺麗になったような気がする、きれいでおいしいお水と新鮮な野菜中心の生活だったからかな。毎日、温泉(於福温泉)にも入っていたし」と言っていましたね。同じようなことをスペインの留学生も話していました。あとは自分で作らなくても、山に入れば桑の実やイタドリなどを自然の食べ物が沢山あるので面白いですよ。
Q移住を考えておられる方にアドバイスをお願いします
田舎暮らしは楽しいけれど、人付き合いの面で難しいことがあります。最初が肝心ですね。それからスローライフのイメージがある方が多いかもしれませんが、特に就農は自然相手なので結構忙しいです。でも慣れてくると本当に楽しいですよ。人付き合いも最初にやるべきことをやっていれば、人のつながりが自然に広がり、お互いに助け合ったりという関係になります。これが田舎の良さだと思います。
Qそれでは最後に今後の展望を教えてください。
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6次産業化を軌道に乗せたいですね。現在、地元産の自然農法でつくったお米と、さとうきびを原料にしたお砂糖でポン菓子をつくったり、米粉やスコーンミックスをテスト販売しています。
テスト販売は、近隣市で定期的に行っている「まるとえん」主催の英会話教室の会場や、別府弁天池の直売所で行っています。さらに美祢市美東町特産のごぼうや、美祢市秋芳町特産の梨を利用した商品を企業とコラボレーションして開発中です。また、6次産業化事業にはスタッフを増強する予定です。
東京で就職している友人たちに、ここでの生活を話すと田舎で仕事があるなら自分も田舎暮らしがしたいと皆言ってますね。
やっぱり田舎には仕事が少ないので、6次産業はひとつの解決策になるのではと思っています。東京などの大都市圏にうまくPRして、若い方に美祢市に移住してもらいたいですね。移住して来られても私たちがいるから大丈夫ですよ!

インタビュー年月:2017年5月

 

プロフィール

北村ひかりさん

職業 :まるとえん運営 / いいなかネットワーク / 中山間地域活性化研究会

出身地:美祢市秋芳町

現住所:美祢市秋芳町

移住した年月:2016年4月 

まるとえんホームページ:http://maltoen.com/

 

 

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美祢市 総合政策部 企画政策課
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