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移住者・住宅購入者インタビュー

2020/03/12

癒しが溢れる美祢市に都会的な要素を。ゲストハウスで大好きな地元を盛り上げたい。

松田寛之さん
Uターン
創業

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Q美祢市にUターンしたのはいつ?
2019年の4月です。ミュージシャンになるために22歳で上京し、15年間東京にいました。12年間は音楽活動をしながらアルバイトをし、残り3年間は音楽の道を諦めて正社員として企業に勤めていました。
QUターンすることを決めた理由は?
実は上京した当初から美祢市に帰りたいと思っていました(笑)。なので、音楽の道を諦めてからは東京にいる必要が全くなくなり、美祢市に帰ってゆっくり過ごすのが一番だとUターンを決めました。都会の慌ただしさや人の多さから解放されたかったんです。
Q美祢市への移住について奥様の反応は?
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最初はやっぱり受け入れてもらえませんでした。しかも、妻だけでなく、妻の家族も大反対でした。「仕事はどうするんだ?」って。
でもそんな反対の声があっても気持ちが変わらないほど都会の生活に疲れていたので、何度も何度も妻と話し合って理解してもらいました。妻は移住してすぐに働き始め、今は随分こちらの生活に慣れてきたみたいです。
Qなぜゲストハウスをすることに?
東京と比較すると、美祢市での就職先は圧倒的に少ないです。特に私は何の資格もなかったので、おそらく就職するのは厳しいと覚悟していました。ですから、自分で仕事を作る方がいいんじゃないかと。そこで40年以上前に閉店した祖父母の定食屋が利用できないかと思い立ちました。
そこから美祢市が必要としているものとか、観光客の動向などを調べ、宿泊業だったらいけるのではと思い、出した答えがゲストハウスでした。私は人とコミュニケーションをとるのが好きなので、いろんな人と出会え、いろんな話が聞けるゲストハウスは一石二鳥だったんです。
Qゲストハウスの準備期間はどれくらい?
Uターンした翌月の5月からスタートして、9月半ばまでかかりました。もう完全に松田家の物置と化していたので、まずは不要品の処分からでしたね。東京で市場調査や工事の仕方、法的なことなどを調べた期間を含めると、実際にはもっと長く準備に時間をかけています。
Q改装費など資金はどのように調達を?
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東京にある「やまぐち暮らし総合支援センター」で紹介してもらった山口県信用金庫協会と山口県、美祢市による中山間移住創業マルシェ事業の補助金は活用しましたが、自己資金は0円です。実はゲストハウスをすると決めた時点で、絶対に0円で創業しようと決めていました。
美祢市や山口県で創業したい人にとってきっと一番の不安は資金面なので、私が0円で創業することで「自分も創業できるかもしれない!」と思ってほしくて。そうすることで山口県や美祢市が盛り上がるんじゃないかと考えたんです。電気、ガス、水回り以外の改装は全て父と二人で行い、まあそれなりに大変でしたが、その分ゲストハウスに愛着がわきました。
Q「TRIP BASE COCONEEL」の魅力は?
「カッコよくビールを飲む場所」をコンセプトにした都会的でオシャレな雰囲気です。美祢市をリサーチする中で癒しがたくさんあるのは明白だったので、対極に位置する都会的な要素を加えた方がいいと考えたんです。「こんな田舎なのにオシャレなお店がある!」って思ってもらえたら嬉しいですね。
Qオープンしてこれまでの状況は?
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オープンから15日間くらいは全く反応がなくて不安でしたが、10月半ばから予約が入るようになり、週末は11月末まで満室でした。冬の間は閑散期なので客足が遠のくとは思いますが、それも想定済みなのでおそらく計画通りにやっていけると思います。
利用は日本人9割、海外の方が1割で、男女でいうと8割が女性です。福岡や広島など県外からのお客様が多いですね。ホームページやSNS、旅行広告サイトから情報を得て来られる人がほとんどです。
Q実際に住んでみて美祢市の印象は?
昔よりちょっと寂れているな…と。もちろん生まれ育った場所なので懐かしさもありますが、錆びていたり、ペンキが剥げていたり、道端に草が結構生えていたりといった状況を見ると、その分観光客も減ってるんだろうなと想像してしまいます。生活自体は車があれば何不自由なく暮らせるので東京よりはずっと快適です。
QUターン後、どんな変化が?
ストレスから解放され、好きなことで生きている充実感があります。経営者としての責任や不安がないと言ったら嘘になりますが、それも含め楽しくやっています。最初は反対していた妻も、今は積極的に手伝ってくれるようになりました。
一人でやっていかなきゃいけないという覚悟でバンバン動いていた私の姿を見て、気持ちが変わってくれたのかなと思います。
Q美祢市の好きなところは?
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自然が豊かでのどかなところです。都会のような喧騒はないので、自分自身とじっくり向き合える時間が取れるのも魅力だと思います。
秋吉台や秋芳洞など県内有数な観光名所もおすすめですが、個人的にはそこら辺の道や田園風景、建物など美祢市の全ての風景に癒されています。寂れたイメージをちょっとでも改善できたらもっといいなと思いますね。
Q今後の展望を教えてください。
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必ず訪れたい観光スポットとして「TRIP BASE COCONEEL」を育て、美祢市の活性化に尽力したいです。観光客に残念な思いはさせられませんからね。せっかく来てもらうんだから、楽しんで帰ってもらいたいです。そしていろんな人たちを巡り合わせる交流の場にしていきたいです。ここからまた美祢市に何か新しいものが生まれるかもしれないと思うとすごく楽しくなります。
Q最後に、美祢市に移住を考えておられる方にひと言お願いします。
山口県と美祢市の移住相談窓口は利用した方がいいですよ。移住したいと伝えたら皆さんとても盛り上がって、すごく良くしてくださいました。私が活用した補助制度は一つでしたが、他にもいろんな制度が充実しており、皆さん親切に紹介してくださいますし、申請用の資料の作成にもアドバイスしてくださいます。美祢市のこのほのぼのとした雰囲気は、相談窓口ですでに感じることができると思います。皆さんきっと美祢市が好きになりますよ。

プロフィール

松田寛之さん
職業:TRIP BASE COCONEEL
出身地:美祢市
現住所:山口県美祢市秋芳町秋吉
移住した年:2019年4月

TRIP BASE COCONEEL
山口県美祢市秋芳町秋吉2943-1
090-5263-1017
https://www.coconeel.jp

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お問い合わせ

美祢市 総務企画部 地域振興課
電話番号:0837-52-1128
FAX番号:0837-53-1959
メールアドレス:chiikishinkou@city.mine.lg.jp

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