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移住者・住宅購入者インタビュー

2025/03/07

自然に囲まれた暮らし、自宅兼パン屋のオープン…。美祢市への移住で夢が叶った。

山口智子さん
Iターン
創業
移住者
空き家購入者

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Q美祢市に移住されたのはいつ?
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2024年3月に東京都から保護猫12匹と看板犬のモンゴと一緒に移住してきました。移住から3カ月後の6月にパン屋「練粉屋(ねこや)」をオープンし、現在に至ります。
Qこれまでの経歴を教えてください。
東京都の出身で、品川区で約20年間パン屋を営んでいました。当時の店舗が駅前開発で立ち退きになったのをきっかけに、以前から考えていた地方への移住を決心しました。
Qなぜ地方への移住を考えていたのですか?
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東京生まれ、東京育ちですが、実は人もモノも情報も溢れ返った都会があまり好きではなく、ずっと「いつかは離れたい」と思っていました。とにかく自然が好きで、趣味ももちろんアウトドア。週末はいつも海や山に行っていたほどです。それにたくさんの動物と暮らしているので、都会は住みづらいというのもありました。何より「自宅兼パン屋」の夢も地方なら叶えられるなと。いろんな思いがあって、地方への移住を考えていたんです。
Q移住先に美祢市を選んだ理由を教えてください。
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当初、山口県は全く候補になく、千葉県や長野県など行ったことがある場所や気になる場所への移住を検討していましたが、どこも最後の一押しのようなものがなくて決めかねていました。モヤモヤを解消するためにインターネットで「移住」や「田舎暮らし」などを検索すると、あるページの赤い瓦の家が目に飛び込んできたんです。その可愛さに惹かれて調べたところ、山口県美祢市の空き家バンクで紹介されている家だとわかりました。それからは気持ちが一気に美祢市に傾き、山口県出身の友だちに「美祢市でパン屋を開こうと思う」と相談したんです。するとすごく喜んでくれて、すぐに山口つながる案内所の方を紹介してくれました。そこから美祢市の先輩移住者とつながり、現地に足を運び、案内してもらい、自然の豊かさや人の温かさに触れ…と、すっかり美祢市に魅了されたんです。現在の自宅兼パン屋も空き家バンクで紹介されていた物件を先輩移住者に案内してもらったのですが、もう一目惚れでした。

※空き家バンクリンク(http://sundemine.jp/akiya/)
Q移住に不安はありましたか?
東京では山口県ゆかりの人たちが、美祢市ではこの地域の方々がみなさん本当に親切にしてくださっていたので、全然不安はなかったです。むしろ大好きな自然に囲まれて、憧れの自宅兼パン屋ができるんですから、期待感しかなかったですね。それに、母が若い頃に秋吉台に来たことがあるらしく、「すごくいいから美祢市にしなさい!」と言ってくれたのも心強かったです。
Q美祢市の住み心地はいかがですか?
最初はもっと田舎を想像していて、スーパーもコンビニも車で1時間くらいかかると思っていました。けれど、実際に来てみると車で10分くらいの距離にあり、「近いじゃん!」と拍子抜けしました。私は車が好きで東京でもずっと乗っていたので運転が全然苦にならないし、逆に道がきれいで信号も少なくて、すごく快適だと感じるくらい。美祢市のみなさんは「美祢市は田舎だ、田舎だ」っておっしゃいますけど、そんなに田舎じゃないって私は思っています。生活に必要なものは全て揃っていますし、困ることはありませんから。
Q「練粉屋」について教えてください。
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古民家の長屋を改装し、毎週火・木・土曜日の11時から営業しています。毎回、ショーケースがいっぱいになるくらい、食パン、あんぱん、クロワッサン、デニッシュ、サンドイッチ、シュークリームなど大体30〜40種類のパンを焼いて並べています。どれも結構手間のかかるパンなので、自分で自分の首を絞めているんですが、それでも「おいしい!」と言ってもらえるのが嬉しくて早朝から一人で黙々とパンを焼いています。実はオープン前からここにパン屋ができることが地域の方々に知れ渡っていて、工事中様子を見にきてくださる方や差し入れを持ってきてくださる方、宣伝して回ってくださる方など、たくさんの方に応援していただきました。おかげさまでオープンから今日まで本当に忙しく、お昼前に売り切れてしまうパンもあるくらいです。
Q美祢市の魅力とはなんですか?
どこを見ても景色の中に小さいながらも山があることです。それに、夜は星がきれいだし、すごく静かです。聞こえてくる虫の声もいいですね。空気も水もきれいですよ。つまり、自然が一番の魅力なんです。自然が好きな人にはぴったりの場所ではないでしょうか。大袈裟かもしれませんが、「人間って生きるのはこういう場所だよな」っていつも思っています。創業という視点でもとてもいい場所だと思います。東京で店を開くとなると、テナント料や駐車場など相当な固定費がかかりますが、美祢市だと私のように自宅兼店舗も夢じゃないです。店の数自体が少ないので、競合も少ないですし、新しいことを始めるのにとても向いている地域だと思います。
Q今後の目標を教えてください。
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現在、店舗奥部分を改装中で、近いうちにイートインスペースが完成します。店舗の裏側には広い野っ原があって、今はニワトリが10羽ほど走り回っているのですが、いずれはヤギも仲間に加えて、動物にふれあいながら癒される場所、みんなが集いたくなる場所にできたらと思っています。実は家を購入した時に、山と田んぼもついてきたので、もう少し余裕ができたら自分で米や野菜を育てて、その育てた米や野菜を使ったパンも作りたいです。こんなふうに、美祢市に移住してからはとにかくやりたいことがいっぱいです。まさか自分がこんなに生き生きと伸び伸びと暮らせるなんて…、美祢市への移住は大正解だったと実感しています。
Q最後に移住を考えておられる方にアドバイスをお願いします。
「早く美祢市に移住した方がいい!」、この言葉は、東京で個人で飲食店をやっている友だちにはみんなに言っています。賃料や材料費など経済的な面ももちろん魅力的なんですが、何より「パン屋を開いてくれてありがとう!」「美祢市に来てくれてありがとう!」と言ってもらえる喜びは都会ではなかなか味わえないと思います。練粉屋には遠くから1時間半とか2時間とかかけてパンを買いに来てくださる方も多く、しかもじっくり丁寧にパンを選んでくださいます。きっと丁寧に食べてもらえている、しっかり味わってくださっていると思うと、どんなに忙しくても疲れていても毎日が楽しいんです。そんな感覚をぜひ体感してもらいたいです。地方へ移住創業をお考えの方は、その選択肢の一つに美祢市を入れてみてください。相談に乗ってくださる先輩移住者もたくさんいて、交流が図れる機会も多くありますし、移住や創業のサポートも充実しているので、きっといい結果になると思いますよ。

インタビュー年月:2025年2月

プロフィール
山口智子さん
職業:練粉屋(ねこや)
出身地:東京都
現住所:山口県美祢市秋芳町
移住した年:2024年3月

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